「ENDLESS SUMMER 2017」十八本目、釧路


10/22
ENDLESS SUMMER 2017、釧路NAVANA STUDIO。前日に引き続き
カルトグラススターズとフリキと、この日は3マン。このツアーの中で、もっともお客さんの収容人数が多い会場が、この日使わせてもらったナバナだった。

最初はラボマークでやろうと思っていた。
思い出もあるし、つながりもあるし、気持ちもあったし。ただ、どうしてもこの日ラボは使えないってなって。どうしよっかなって思った。今回のツアー、いろいろ協力してくれたマウントアライブと協議した。「どうしますかね」って。僕が最初から割と、ラボが良いラボがいいって言ってたから、ラボができないとなって「今回は釧路、外そうか?」と持ちかけてくれた。僕の気持ちを考えてくれて。しかし僕はといえばその瞬間「外すのはもっといやだ!!!!」と小学一年生かのごとく駄々をこねる。クソガキめ。そして次の瞬間、僕は崩れ落ちる。マウントアライブの兄貴から「どうせそう言うだろうと思った。ナバナスタジオという会場があって、そこに今聞いているよ。ただ、ナバナでやるとなれば、このツアーで一番広いキャパになる」の一言。ああ、僕はどこまでわがままでクソガキなのでしょうか、ああ。本当に二十歳の頃に歌っていたまま、クソガキのまま大人になってしまった(「クソガキのまま」song by theパン工場)。
キャパとかそんなの、上等っすよ、やりましょう。ていうかそんなとこあったんだ。即決。


当日、会場に入ると、会場設営していた。
キックアップナイトのワタルさん、そしてSDCの宮尾さん、ラボでやるときお世話になってる皆さん。ナバナは普段ダンススタジオだから、機材とか、仲間内で持ち寄ってこの日のために用意して準備してくれたらしい。ちくしょう。こんなの、最強の日になるに決まってる。





風が冷たかった。
幣舞橋はこの日も淡く、川沿いのナトリウムランプが揺れていた。
春採に住んでいたばあちゃんとじいちゃんは、もう死んだ。
僕は歌う。

1組目、cult grass starsのライブを全部見た。
感動して、泣きそうになった。(泣いてない)
前日とは全然違うバンドに見えたくらいだ。

2組目、FREE KICK。
自分の準備もさることながら、ほとんど見た。
「俺たちは幸せ者だなあ」って心の底から思った。

3組目、THE BOYS&GIRLS。




「少年が歌うメロディー」という曲、cult grass starsのボーカル・れいじのギターを借りて歌った。フリキが終わって、ステージ転換中、あいつのギターでやりたいなって思って、フロアにいたれいじをステージ袖に読んで「俺多分弦切れるかもだから、お前のギター貸してくれない?もし切れたら使わせて。」とそれっぽいこと言って、ステージに置いておいてもらった。れいじは「あ、はい!全然おっけです!」とギターを持ってきてくれた。ふっふっふ、高校一年生、ちょろいぜ。

あいつのギターは、最高だった。

フリキのみんなが、フロアの後ろで笑ったり腕あげたりしていた。





お客さんの顔がよく見えた。
ナバナスタジオが、釧路という街が、釧路の人が、また大好きになった。
軽く打ち上げのつもりが、前日全然話せなかったのもあり、大盛り上がり。死ぬんじゃねえかってくらい笑った。源氏フリークスとも知り合えた。帰るの寂しかった。
朝方札幌に着いた。少し寝て、起きたら声が出なかった。

(撮影:南 風子)

明日は、セミファイナル。
明後日は、ファイナル。

「本日は営業終了しました」と悲しき看板立ってたため、タリーズコーヒー札幌ステラプレイス店、奥のカウンター席の一番奥にて、シンゴ、メラッてます。

それでは。

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