「ENDLESS SUMMER 2017」十一日目、北見



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「ENDLESS SUMMER 2017」、北見。3年ぶり。
ていうか、久しぶりな場所ばかりだなあ。1ヶ月空いたら、久しぶりだよな。3年ぶりなんて久ぶりどころの話じゃないじゃんかね。Cell The Rough ButchとTHE武田組との3マン。帯広と旭川に続き、札幌の兄貴たちとの共演。

「夕焼けまつり」という名前のライブハウス。あの入り口と階段を見てぶわあああああああってなるのは、3年前に初めて来た時と変わらず。久しぶりのマスター、こやってまた再会できて嬉しかったです。リハーサルをやって、コインランドリーに行って、周辺をふらふら歩いて、日が落ちてきて、開場して。BGMは、BAZRA「Red Blue Green」というやばすぎる新譜。BAZRAも20周年、札幌のでかすぎる先輩。

一番目は、THE武田組。圧巻でした本当に。「男は知らんけど、漢ならそう進め」って教えてくれてる気がした。ボーカルの英祐さんは、ずっと英祐さんだからすごい。久しぶりに会ったこの日も、会って早々謎の会話をふってきては、「なんでもいいからよう、話してえじゃねえかよ、シンゴ」と笑わせてくれた。夕焼けまつりの階段で、ベースの本郷さんにちょっかい出して走って逃げて本郷さんに怒られてた。それで、あの歌を歌うんだから、お手上げである。すっげーバンドだなあって思った。何よりTHE武田組は、ケントボーイズがボイガルに入る前から好きだったバンドなので、自分たちのツアーで呼んで一緒にやることができてそれも嬉しかった。

二番目は、Cell The Rough Butch。セルザラフブッチと読む。三年前に来た時は、ブッチも一緒だった。あの日のことははっきりと覚えてるけど、今日のブッチに出会えるという喜びの方がいつだって大きい。カッシーが楽しそうにドラムを叩いていた。ブッチは、毎年札幌で自身が主催のサーキットイベントをやっていたりして、札幌の中で自分たちにやれることはなんだろうかとメンバーそれぞれで抱えながら動いているのが伝わってくるし、音楽やライブにもそれが出ている気がする。だからこそ、「その時のブッチ」が見たいって思う。武田組もブッチも前後にライブがたくさんありながら、札幌からは遠いこの北見に出演してくれて、本当にありがとうございます。

三番目は僕ら。暑すぎて、もうわけわかんなかった。
多くは語らず。絶対に忘れられないライブになりました。
ありがとうと、ごめんねと、また絶対くるからまた絶対来てねと、夕焼けの中で生き抜いたあなたを僕は忘れませんのでね。


終わった後に、ラジグル聞いていますと声をかけてくれた子達がいたり、小学の時からの友達がきてくれててそいつと話したり、外はもう寒かったり、僕にとってはすべてがよかったです。

ライブができるのが一番だけど、何かもしかしたら違う形があるかもしれないなと思った。どんな形であれ、やっぱり北海道のバンドである以上、何かを重ねていかないとなって思った。



あの日のこと、はっきりと覚えてるけど、僕は次のページを開きたい。
そんなツアー。

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