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ずいぶん近くにいたもんだ

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  3/24 宮崎floorR。「暮春~ずいぶん遠くへ来たもんだ~」と名付けた夜の宮崎編。宮崎のベランパレードとの2マンライブ。我々の取り置きは2。それでも知ってくれてる人は確かにいて、久しぶりの宮崎が一瞬で過ぎていった。宮崎で見るベランパレードは、前に見た宮崎のベランパレードよりも確実に強くて、かっこよかった。悔しかったし、嬉しかった。終わってからSRに行くと、前に来た時の僕らのポスターがまだ貼ってあった。人間の力を感じる街や場所や音は、やはり胸がドキドキする。打ち上げは、嵐坊というお店。ずっと騒いで騒いで騒ぎまくっていた。日付が変わり、用意していたケーキを取りにこっそり下に行き、上に持って行って電気を消して、ハッピーバースデーだ、ユリエちゃん。ユリエちゃんは変な顔で泣いていた。あなたはいつも泣いてるように笑ってた、だ。おめでとう。そこからノリでモッコリとあびの誕生日も祝ったけど、それは結構どうでもよかった。お店を出ても僕らはなかなか帰れずに、お店の前で騒いでた。覚えてないけど、ケントボーイズを胴上げしたりしたらしい。どうせまたあした会えると、頑張って解散した。あびとユリエちゃんと写真の風子さんと僕は、とりあえず風子さんをホテルに送っていった。そこで結局風子さんの部屋で飲もうとなって、飲んだ。いいだけ飲んで帰ろうとなってあびとユリエちゃんと3人でホテルを出て、ユリエちゃんを自転車まで送って、ヘロヘロで部屋に帰った。帰りたくなかったし、眠りたくなかった。 3/25 みんなで札幌に帰ってきた。ついてひと段落してから、ご飯を食べて結局飲みに行った。明日で終わるねなんて意味不明なこと言いながら解散。帰りたくなかったし、眠りたくなかった。 3/26 札幌SPIRITUAL LOUNGE。「暮春~ずいぶん遠くへ来たもんだ~」と名付けた夜の札幌編。札幌でベランパレードとやるのも見るのも、ずいぶん久しぶりだ。めちゃめちゃいいライブしてるから、少し、ううってなった。でもそれよりも、終わらないでほしいなって気持ちが覆い被さってくる。もっとやってくれ。僕らも、札幌一ヶ月ぶりでめちゃ久しぶりのライブ。結局この日も、一瞬で過ぎていった。胸が熱くなって、喉がギュッとなって、それが僕らは嬉しくて、あなたがやってるロックバンドがいてくれてよかったって、柄にもない言葉しか出ない。夜は駆け足、打ち上

今すぐここから逃げよう

もう三月が終わる。 ぐっちゃぐちゃなスケジュール帳、くたくたに嗄れた喉、錆びた弦、溜まる洗濯物、そいつらなんか見向きもせずに、なかなかページの進まないノート。それでも少しずつでも、言葉と思いを順序など気にせずに必死に残していく。わずかな時間で、使える時間で。もちろん力抜きながら。やるべきことは、すべてだ。どれが本物の自分かなんて今は考えてる余裕はない。というかそれすらも、すべてだ。 3月3日下北沢 3月4日大阪 3月5日札幌 3月10日神戸 3月11日広島 3月12日福岡 3月17日新宿 3月18日結城 3月19日高松 3月21日神戸 今月入って10本のライブが終わったけど、すべてがあっという間すぎて不思議な感覚になる。引きずってしまうときっと簡単に崩れてしまうほどの破壊力。ただの一日に食らいついていくしか術は無し。幸せです、僕は。 告知が追いつかなくてイライラする。やることやれてなくて自分のことうんこだと思ってる。うんこに失礼か。曲も書きたい、ラジグルもボロドンも、ワンマンのことも、一本のライブも、もっともっともっともっと自分の中からグツグツさせたい。足りないものはもう自分でわかってる。 ワンマンに向けて、このままじゃカッコつかないし、もしかしたら直接会って伝えれる人がまだまだいるかもしれないから、ライブとラジオとインターネットはもちろんだけどそれだけじゃ足りない気がするから、4月、路上やれるときやりまくります、道内だけだけど今決めた。今までの路上のやり方とはちょっと変わるかもしれないけど、短い時間でもとにかくやれるときにやります。ワンマンに来てほしい。とりあえず今決めた路上日程です。 4月6日(木) 19:00~19:30@琴似駅/20:30~21:00@手稲駅 4月10日(月) 22:00~22:30@狸小路2丁目 4月11日(火) 22:00~22:30@狸小路2丁目 4月13日(木) 20:30~21:00@新札幌駅 4月16日(日) 14:00~15:00@帯広のどこか/20:00~20:30@苫小牧のどこか 4月25日(火) 22:00~22:30@狸小路2丁目 4月29日(土) 19:00~19:30@岩見沢駅 4月30日(日) 16:00~17:00@旭川のどこか/19:00~19:30@滝川のどこ

ジャン、撃つなら僕を撃て

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この前、東京と大阪でひとりでワンマンをやってきた。両日ともに、忘れたくても忘れられそうにない一日になった。下北沢シードシップに関しては、もう毎度ありがとうございますで。店長の土屋さんともゆっくりお話ができた。気持ちのある人、場所、大切にしたい。 大阪でワンマンというのは、ひとりでもバンドでもやったことがなくて、バンドでやるよりも先にひとりが先になった。とても素敵な場所にまた巡り会えて、まるでひな壇の上で歌ってるような凜とした気持ちでいた。終わった後に会場入り口付近で風子と一緒に物販をやってる時に、見にきてくれていたひとりの男の子が僕にこう言った。「最近バンド、あの、スタジオで曲作って、あの」と。緊張してるのかなんなのか、最初何を言いたいのかわからなかったが、どうやら「曲を作った」らしい。肩にかけていた自らのカバンに手を入れてるので、「もしかしてCDくれるの?」と聞くと、「いや、CDはないんです、CDはないんですけど、スタジオで携帯を置いてただ録音しただけの、へただけど、あの」と。僕は間髪入れずに「聞かせて」と言った。すると彼は「え、いいんですか?!!!この後時間ありますか!!!」と言ってきた。彼は、きっと、とにかく誰かに聞いて欲しかったんだと思う。僕と同じだ。というかなんだか、僕のようだった。ひとりでライブハウスにいって、自分もやりたいってなって下手くそなギターで下手くそな歌でガタガタのメロディーで必死にノートに書き連ねて、数少ない友達とスタジオで大きい音でやってみて、無敵だ、って思ってこれ誰かに聞いてほしいって。でも勇気はでなくて。でも聞いてほしくて。あの人にきいてほしくて、って。僕も彼と何も変わらない。「とりあえず、その辺にいて」と僕は告げた。ひと通り終わって楽屋に戻り、風子にお金の整理などを任せて、「ちょっと、歌を聞いてほしいって奴がいて待たせてるから聞いてくる」と告げて僕は外に出た。外に出ると、嬉しいことに待ってくれていたお客さんが数人いて、写真を撮ったりした。例の彼は少し離れた隅っこでひとり冷たい梅田の風に吹かれていた。そして、ついに梅田ムジカジャポニカの前に、僕と彼だけになる。僕が「ごめん待たせて。よし、聞かせて」というと、彼は「はい」と答え携帯を取り出した。iPhoneのボイスメモで録音したスタジオ音源。僕のやり方と全く一緒だ。「初めてつくった歌だし